大船渡市大船渡町出身で盛岡市在住の3人組ロックバンド「FUNNY THINK(ファニー シンク)」は16日、デビューCD「くだらない日々」を発売する。20歳の3人は、小学6年の時に東日本大震災を経験。中学時代にバンドを結成し、震災後の困難を乗り越え音楽の可能性を追い求めてきた。同日から全国ツアーに臨むメンバーは「活躍する姿を発信し、地元にも元気や勇気を届ける」と誓う。

 メンバーはボーカル・ギター金野(こんの)一晟(いっせい)さん、ベース・コーラスの吉田健人さん=共に岩手大2年、ホテル従業員でドラム・コーラスの森亨一(きょういち)さん。CDは5曲入りミニアルバム(税込み千円)。タイトル曲「くだらない日々」は、挑戦する自分たちを奮い立たせるため作った。

 3人は津波で自宅が被災し、友人も亡くした。小学校の卒業式も体育館が使えず、普段着で出席した。森さんは内陸避難し一時、奥州市の中学校でも学んだ。そんな逆境にあって、夢中になれたのが音楽だった。大船渡中3年時、金野さんが2人を誘ってバンドをスタート。高校時代は大船渡市のライブハウス「フリークス」を拠点にステージを重ね、実力を付けた。

 16日午後6時半から、同市大通の「the five morioka」で、発売記念ライブに臨む。前売り税込み1500円(当日500円増)。