平泉町平泉の国史跡、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)の姫待(ひめまち)不動堂に安置されている県指定有形文化財・不動明王像の修復が進んでいる。修復を行う達谷西光(せいこう)寺は14日、同町平泉の作業場で行われている修復の様子を公開した。
 修復は、約230年前とされる前回の修復で手が加えられた背中や頭、腕などの部品を新しいものと取り換える。制作当時の手法を用いようと、漆の接着剤を使っている。
 同日は一関市大東町渋民の京仏師佐久間渓雲さん(62)、同市同町摺沢の伝統工芸師菅原正さん(82)ら4人が作業した。菅原さんは、カツラで作った背中に当たる部品に、漆と米粉を混ぜた接着剤を丁寧に塗り、他の部品と貼り合わせた。2021年頃の完成を予定する。
 仏像は平安末期に作られたとされ、1975年に県指定有形文化財になった。