冷たい親潮が入った影響で12日の最低水温(午後4時現在)は、山田湾(山田町)で2・47度(前年同日比5・6度低)、船越湾(同町、大槌町)で2・14度(同5・91度低)を観測した。県水産技術センター水産情報配信システムによると、2月に両湾の海水温が2度台となったのは、記録が残る1995年以降初めて。長期化すればワカメの生育に影響が懸念される。

 同システムによると、船越湾では10日午前、山田湾は11日夜から2度台に下がった。例年の2月の平均水温は6~9度程度。同センターによると、今年は親潮の勢力が強く、9日ごろから広く接岸して冷水が入り込んだとみられる。

 沿岸部では3月に養殖ワカメ漁が本格化。同センターの西洞孝広増養殖部長は「ワカメの生育には6、7度が適している。低水温が2、3週間と長引けば、生育に障害が出る可能性がある」としている。