陸前高田市の酔仙酒造(金野連社長)は9日、大船渡市猪川町の大船渡蔵で特別純米酒「多賀多」の仕込み体験会を行い、参加者は地元産の米を使ったこだわりの酒造りを学んだ。

 約15人が参加し、3段仕込みの最終段階である留仕込(とめじこ)みの作業を体験。仕込みタンクにこうじや蒸し米を入れ、おいしくなるよう願いを込めながらかい棒で丁寧にかき混ぜた。約20日かけて発酵させ、3月初旬に酒を搾る上槽作業を行う。

 同社などの日本酒を販売する遠野市宮守町の商店主菊池崇さん(50)は「実際に工程を体験することで勉強になったし楽しかった。作り手の思いも聞けたので、消費者にも伝えたい」と熱を込めた。