西武の多和田真三郎(富士大)が10日、宮崎県日南市で今キャンプ初めて行われた実戦形式のシート打撃に登板し、源田、外崎修汰(富士大)ら5人の打者を完璧に抑えた。「次はこうしようという課題が見えた。そこは良かった」と涼しげに話した。

 昨季16勝を挙げて最多勝に輝いた実力を13球で見せつけた。直球の最速は140キロにとどまり「体が突っ込んで、シュート回転する球が多かった」と内容には満足していない。それでも丁寧に球を低めに集めて4人を内野ゴロに打ち取った。

 見守った小野投手コーチは「やっぱりさすが。カウントのつくり方や打者への攻め方はしっかりできている」と高く評価。その上で「後は負けたくないという気持ちが芽生えてくれば、勝つでしょう」と期待した。

 菊池雄星が米大リーグ、マリナーズに移籍し、新エースの筆頭候補として期待されている。多和田は「まずは自分のレベルを上げて、一人一人が高い意識を持てば、カバーできる」と言う。昨年はオープン戦で振るわず、首脳陣を心配させた反省から仕上げを早め「去年より全然いい」と手応え十分だ。マイペースな性格だが、主力の自覚が備わってきた。