盛岡市は2019年度から乳幼児(0~6歳児)の医療費を無償化する方針を固めた。すでに0~2歳児は無償化しているが、8月から就学前の6歳児まで自己負担がなくなる。インフルエンザの予防接種への助成も中学生まで拡大。助成額は1回千円から2千円に増額する。市の調べでは東北6県の県庁所在地で中学生まで助成を実施している自治体はない。市は子育て支援を重点施策としており、若い世代が安心して子育てできる環境を整え、定住促進を図る。

 乳幼児の医療費無償化は、19年度一般会計当初予算案に関連事業費3439万円を計上し、21日招集の市議会3月定例会に提案する予定。未就学の3~6歳児は約9千人で、先行実施している0~2歳児を加えて計約1万5千人が無償化の対象となる。

 市は中学生まで医療費助成を実施しているが、0~2歳児と非課税世帯以外は1カ月当たり1医療機関につき通院750円、入院2500円の自己負担が必要だった。システム改修後の8月から乳幼児医療費受給者証の提示だけで支払いは不要となる。

 市の調べでは乳幼児の医療費無償化は花巻市など県内18市町村、全国の中核市で27市が実施している。盛岡の取り組みは一部負担や所得制限がなく、県内最大規模の事業となる。