「五輪のメダルも期待できる」。本県スピードスケート女子のエース、曽我こなみ選手(23)=日本ハウスH&R=が世界距離別選手権500メートルで県勢初の3位表彰台に立つという吉報が届いた9日、県内の関係者はヒロインに最大級の賛辞を贈った。

 ジャパンカップが開催中の盛岡市の県営スケート場では、県連盟の竹田浩久会長(64)がメダル獲得に目を細めた。曽我選手は佐久長聖高(長野)卒業後、本県に活躍の場を移した。就職先を用意したのが竹田会長らだった。「もともとスタートダッシュはずば抜けていた」と当時を思い返し「37秒台をコンスタントに出せるのはすごい」と急成長に舌を巻いた。

 社会人1年目だった曽我選手を指導した盛岡農高の平間茂英監督は「五輪は出るだけじゃなく、メダルも見えてきた」と3年後の北京へ期待を膨らませた。

 7年前の全国高校選手権女子500メートル。曽我選手と同タイムで優勝を分け合った、同い年の山根佳子選手(23)=茨城県競技力向上対策本部=は「同級生として心からすごいと思う」と称賛した。

 かつての同僚も喜びに沸く。曽我選手は2014年から約4年間、盛岡市のホテル東日本のレストランに勤務。同期入社でプライベートでも仲が良い高村彩芽さん(25)は「着々とステップアップした結果、雲の上の存在になった感じ。まだまだ頑張ってほしい」とさらなる飛躍を願う。