奥州市水沢羽田町の南部鉄器製造業及富(及川一郎社長)と、南部鉄器の風鈴の響きを音楽に生かすため横浜市から今夏移住した奥州市水沢羽田町の福嶋圭次郎さん(32)は、ギターの音を変化させる「南部鉄器エフェクターあられ」を共同開発した。来年1月に発売する。伝統産業の職人と協力し、南部鉄器の新たな魅力を全国の音楽ファンへ発信する。

 外装は鉄製で、南部鉄瓶のあられ模様をあしらった。一般的なアルミニウム製の約2倍重い770グラムある。福嶋さんによるとエフェクターは外装の素材も音に影響し、伸びやかで重みがある音が出せるという。中の電子回路は福嶋さんが制作した。長さ11・5センチ、幅6・5センチ。

 福嶋さんは「体に響き渡るような音色に仕上がり、職人の技の素晴らしさを改めて感じた。人生で最高の一台になったはず」と情熱を込める。インターネットなどで販売し、価格は5万5千円(税込み)。問い合わせは福嶋さん(090・7425・2981)へ。