寒い日が続く二戸地域だが、この冬、熱くなりそうなこともある。二戸市出身の4兄弟バンド「SaToMansion(サトウマンション)」の凱旋(がいせん)公演が1月4日に迫る。

 県内でも活動の幅を広げる「サトマン」。今年はJ3いわてグルージャ盛岡のテーマ曲などを担当した。8月、公演「南部事変」に向け、市などは実行委を設立。4人が口々に古里への思いを語る会見は和やかでありつつ、「史上最大のチャレンジ」との言葉に本気度もひしひしと伝わった。

 一方、目標に掲げる満員御礼の壁は高い。会場の市民文化会館は収容数千人超で、過去公演の約5倍。事変には「非常な出来事」という意味もある。ぜひ故郷で事変を起こしてほしい。

 県内外から集客が見込まれる公演は、サトマン飛躍への舞台としてだけでなく、地域を知ってもらうチャンスだ。多くの人が二戸を訪れ、魅力に触れるきっかけにしたい。駅に直行せず、ライブの余韻に浸りながら各地を巡ってほしい。

 ファンたちで、あるいは二戸地域に関心を持った人で、まちがにぎわう光景は見られるか。新年のスタートダッシュに期待が高まる。

(下石畑智士)