2019年プロ野球は、昨季に続き山川穂高、外崎修汰(富士大)の活躍が光り、西武がパ・リーグ2連覇を果たした。楽天の銀次(盛岡中央高)は4年ぶりに打率3割を超え、主将としてチームの3位に貢献。広島の中村恭平(富士大)は中継ぎ、中日の阿部寿樹(一関一高―明大―ホンダ)は二塁手として遅咲きの開花を見せた。一方で自由契約になった選手も多く、明暗が分かれた。本県関係16選手のこの1年を振り返る。

(この企画は4回続き。年齢は12月4日現在)

 

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19年、通算937安打 ヤクルト・畠山和洋内野手(37)=専大北上高

 19年目の今季も、下半身のコンディション不良から万全の状態でプレーできず、現役引退となった。最終年は2軍で56試合に出場し、打率2割4分3厘、3本塁打。引退試合では通算937本目となる安打を放った。

 来季からヤクルトの2軍打撃コーチになる。豪快さと繊細さを兼ね備えた岩手の長距離砲は、世話になった球団で後進の育成という第二の人生に踏み出す。

飛躍、セットアッパー 広島・中村恭平投手(30)=富士大

 貴重な左腕セットアッパーとして飛躍した1年となった。これまでの通算1軍登板数を上回る43試合に登板。シーズン終盤までリーグ上位を争うチームに貢献した。

 150キロ超の直球を武器にようやく大器が開花した。これまでは制球が乱れ不安定な投球だったが、体が一回り大きくなり、直球だけでなくスライダーも安定。勝負どころでの起用にも強心臓ぶりを発揮し、12ホールドポイント(HP)を記録した。

開幕1軍、夏に1発 西武・佐藤龍世内野手(22)=富士大

 ドラフト7位ルーキーは西武の新人でただ一人、開幕1軍をつかみ、開幕戦で途中起用されるなど52試合に出場を果たした。守備固めでの交代出場が多かったが、8月には初本塁打も放ち、打率2割2分、打点7、本塁打2。来季はさらに出場機会を増やし、一層の飛躍を期す。

2軍出場増も結果残せず 巨人・比嘉賢伸内野手(19)=盛岡大付高

 育成2年目の今季は、2軍出場が昨季の1試合から12試合に増えたものの、打率は1割5分4厘と結果を出せなかった。来季は勝負の育成3年目。打撃のレベルアップを図り、支配下登録を目指す。