2019年プロ野球は、昨季に続き山川穂高、外崎修汰(富士大)の活躍が光り、西武がパ・リーグ2連覇を果たした。楽天の銀次(盛岡中央高)は4年ぶりに打率3割を超え、主将としてチームの3位に貢献。広島の中村恭平(富士大)は中継ぎ、中日の阿部寿樹(一関一高―明大―ホンダ)は二塁手として遅咲きの開花を見せた。一方で自由契約になった選手も多く、明暗が分かれた。本県関係16選手のこの1年を振り返る。

(この企画は4回続き。年齢は12月4日現在)

 

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走攻守、万能の証明 西武・外崎修汰内野手(26)=富士大

 今季は二塁手を主戦場に移し、楽天に移籍した浅村栄斗の穴を埋める活躍を見せ、秋には日本代表として国際大会「第2回プレミア12」の優勝メンバーとなった。

 打率は下がったが、26本塁打、90打点と長打力を発揮。8月にアーチを量産し自己最多を更新すると、9月4日には2年ぶりの1試合2本塁打を放つなど、シーズン終盤は5番に座り、逆転優勝の原動力となった。

 日本代表では経験が少ない三塁手でも出場するなど、複数ポジションを守れる選手として重宝された。来季は西武の日本一だけでなく、東京五輪出場も期待され、金メダル獲得へ欠かせない存在となりそうだ。

未勝利にも実力の片りん 楽天・鈴木翔天投手(23)=富士大

 1年目の今季は2軍戦2試合に登板し未勝利に終わった。計7回を投げ5失点とプロの厳しさも味わったが、8奪三振と実力の片りんも見せた。1年間戦う体力をつけ、来季は1軍デビューを目指す。

6年で1軍通算9戦出場 日本ハム・岸里亮佑外野手(24)=花巻東高

 今季1軍出場はなく、2軍で76試合に出場し、2割2分9厘で戦力外となった。2014年からプロ6年間での1軍通算成績は9試合に出場し、打率2割3分5厘、1打点だった。12月3日、沖縄県のプロ野球チーム「琉球ブルーオーシャンズ」への入団に合意した。

育成3年終了、引退を発表 楽天・千葉耕太投手(21)=花巻東高

 育成3年目の今季は2軍戦1試合に登板し1回無失点。7月には独立リーグの埼玉武蔵に約1カ月派遣された。10月の秋季教育リーグのメンバーにも選ばれたが、10月31日で育成3年間が終わり自由契約となった。

 現役引退を発表し、来季からイーグルスアカデミーのコーチに就任する。