待機児童解消を狙い導入された、地域型保育事業所が県内で順調に増加している。2019年度は75施設で、制度導入当初の15年4月の7・5倍に増加。20年度は県内最多の待機児童数を抱える紫波町内で、民間の小規模保育園(定員12~19人)4施設が開所を目指すなど各地で導入が進む。参入への準備や手続きが比較的容易で、保育環境の向上が期待される。だが、保育士確保は依然課題で事業者を悩ませている。

 県によると、県内の地域型保育事業所は国の新制度が始まった15年度以降増加。施設準備や認可までの時間がかからず、多様な場所で運営できるなど参入が容易になった。待機児童数が多かった花巻市や雫石町でも、20年度の開所を目指す動きがある。