第三セクターの製材業・田野畑クラフト(資本金1100万円、社長・早野円(まろむ)副村長)は今月末、解散する方向となった。復興需要の減少などで経営改善が困難と判断。近く臨時株主総会を開き、解散を決議する。

 資産売却などを行っても、村森林組合への事務手数料約450万円が未払い金として残り、村が資金を支援する。村出資の資本金550万円は回収不能の見込み。従業員2人は解雇する。

 同社はワカメの木箱やイクラの化粧箱を作る事業や県産材の活用、高齢者の雇用促進を目的に1988年に設立。近年は復興需要の落ち込みのほか、機械設備も老朽化していた。2016~18年の3期連続赤字を計上し、18年は286万円の赤字で累積債務は1275万円。