2019年プロ野球は、昨季に続き山川穂高、外崎修汰(富士大)の活躍が光り、西武がパ・リーグ2連覇を果たした。楽天の銀次(盛岡中央高)は4年ぶりに打率3割を超え、主将としてチームの3位に貢献。広島の中村恭平(富士大)は中継ぎ、中日の阿部寿樹(一関一高―明大―ホンダ)は二塁手として遅咲きの開花を見せた。一方で自由契約になった選手も多く、明暗が分かれた。本県関係16選手のこの1年を振り返る。

(この企画は4回続き。年齢は12月4日現在)

 

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和製大砲、苦難越え 西武・山川穂高内野手(28)=富士大

 昨季に続き開幕4番を果たした和製大砲は、43本塁打で2年連続の本塁打王とパ・リーグベストナインを獲得。全試合に出場しリーグ2連覇に大きく貢献した。

 順風なシーズンだったわけではない。3・4月にリーグ最多の11本塁打、31打点を記録し通算5度目の月間MVPを獲得し、球宴のファン投票では最多53万票を獲得。シーズン前半は目標としていた50本塁打を視野に入れていたが、徐々に打撃に陰りが見えてきた。

 4番を外され、打点も同僚の中村剛也に抜かれたが、シーズン終盤で復調し、背番号33の意地を見せた。

治療専念、無念1勝 西武・多和田真三郎投手(26)=富士大

 昨季最多勝でエースとしての活躍を期待され、自身初の開幕投手を任されたが、不安定な投球が続き5月下旬に1軍登録を抹消された。7月に再登録を果たしたが、白星に恵まれず、1勝にとどまった。9月に「頻脈性不整脈」と診断され、治療に専念して今季を終えた。12月23日には、自律神経失調症を患っていることが公表された。復帰の見通しは立っていない。

けが悩み1勝のみ ソフトバンク・松本裕樹投手(23)=盛岡大付高

 6月に1軍登録され18日のヤクルト戦で最速151キロを計測するなど今季初勝利。7月も好投を見せていたが、8月に腰痛で途中降板するなどけがに悩まされ1勝にとどまった。2軍では防御率1.72と実力を発揮。直球の球威も増し、来季は飛躍のシーズンにしたい。

2軍で好投、直球に威力 ヤクルト・風張蓮投手(26)=伊保内高―東農大北海道オホーツク

 昨季は中継ぎでブレークしたが、今季は4月に1軍登録されたものの、2軍での生活を繰り返し14試合の登板にとどまった。

 ただ、2軍戦では31試合で投げて、防御率1.11と好成績を残した。力強い直球はまだまだ威力を増している。来季は1軍に定着し、再び優勝争いに絡んだ活躍が望まれる。