10月の台風19号豪雨で多くの住家被害が発生した田野畑村島越の島の沢地区で、県は越水した島の沢川周辺の調査に乗り出した。コンクリート製の橋が流木をせき止め、被害を拡大させた可能性が地域で指摘されている。県は年度内に村と連携して原因究明と対策の検討を進める。

 県岩泉土木センター職員や専門家ら9人は今月上旬、現地を訪れ、橋付近や川上流の山間部、下流域を広範囲にわたって調査した。地形や豪雨時の痕跡、河岸浸食による倒木の様子などを入念に確かめた。

 同地区では台風豪雨で川が増水。コンクリート製の橋付近から水があふれ出して近くの集落に流入した。建物被害は全壊2棟、半壊1棟、床上床下浸水24棟で、村の被害の約半数が同地区に集中した。