大船渡市盛町で毎年8月6、7日に行われる盛町灯ろう七夕まつり。お盆に先立ち先祖の霊を迎える祭りで、東日本大震災後は派遣職員や県外の大学生らも参加して地域の伝統を支えている。初めて見た昨夏以降「私も参加したい」と言い続け、今年、念願かなって体験させてもらった。

 7月上旬から町内の各祭り組で始まる山車作り。記者も、参加した本町組の作業に取り組んだ。少しずつ形になる山車に、本番がどんどん楽しみになった。

 祭り当日。自分が手をかけた山車をひいて商店街を練り歩くと、想像以上に胸が躍った。見よう見まねで太鼓もたたき大満足。何より、準備に汗を流してきた地域の人たちの晴れやかな表情を間近で見ることができ「参加して良かった」と心から感じた。

 まちが七夕一色になる盛町の夏を体感し、祭りに関わる人たちがこの日を毎年心待ちにし、祭りの後は「七夕ロス」になるのも分かるような気がした。

 話を聞き、目で見るだけでなく、実際に体験してこそ分かることがあると改めて知った2019年。新しい年も多くのことに挑戦し、人々の思いに共感しながら地域の魅力を発信していきたい。

(真下舞子)