これだけ外国人と接した年はなかった。7試合取材し選手やファンに話を聞いたラグビーワールドカップ(W杯)、北上市の姉妹都市米コンコード市の訪問団、コートジボワールの駐日大使の西和賀町視察などなど。感じたのは互いを理解し思いやることが生む、パワーと心の豊かさだ。

 北上市でW杯合宿を行ったウルグアイ代表はおもてなしに口々に感謝を述べた。釜石での試合で番狂わせを演じ、歓迎と応援に涙ながらに感謝した主将の姿を思い出すと涙腺が緩む。

 W杯決勝の取材後。横浜市内のコンビニ前で各国のジャージーを着た老若男女と肩を組み、笑顔でビールを飲んだ。互いを尊重したたえ合うノーサイド精神。この思いが日本も含め世界に広がれば、きっと憎しみ合いも戦争もなくなっていくだろうに。

 県内在住外国人は増える。紹介する「スキデスiwate」コーナーで取材した中国出身女性の言葉が響く。「外国人が言葉の壁を乗り越えるのは大変。周りを困らせることもあるが迷惑を掛けたいわけじゃない。外国人も日本が好き」

 来年は五輪イヤー。相手を理解すべく語学力を磨き、出会いに期待したい。

(斉藤 陽一)