山田町長崎 自営業 織笠千恵子さん(81)

 この町で約50年間、化粧品販売の代行店を営んできた。震災で海の近くにあった自宅兼店舗を失ったが、仮設住宅を回って以前の客を捜し歩いた。携帯電話には商売のおかげで巡り合えた人の連絡先が入っていて、私の財産だ。震災以降、全国の知り合いが衣服や食べ物を送ってくれて、年の瀬には三陸の海産物をお返ししている。今は毎日「お礼の生活」だ。