10月の台風19号による大雨で発生した一関市中央町の銅谷川周辺の住宅22棟の浸水被害について、岩手河川国道事務所は11日、排水ゲートの開放の遅れが原因だったと明らかにした。水位の情報が操作員や担当機関などで共有されなかった人為的ミスとして、同事務所は住民に謝罪した。住民は再発防止策の徹底を求めている。

 同事務所によると、浸水は台風19号で同市に大雨特別警報が出された10月13日未明から朝にかけて発生。同川周辺の中央町と五代町で床上浸水15棟、床下浸水7棟の被害が発生した。

 磐井川支流の銅谷川の排水樋門ゲートは通常開けており、磐井川の水位が上昇して逆流を確認した場合に閉じる。同日は逆流を確認したため、午前1時45分にゲートを閉めた。その後、銅谷川があふれたが、ゲートは開けなかった。銅谷川の水位は同2時ごろに磐井川の水位を上回っており、同事務所は「このタイミングでゲートを開けるべきだった」としている。