台風19号災害で不通となっている三陸鉄道(本社宮古市、中村一郎社長)の津軽石-宮古の運行再開が12月にずれ込む見通しとなった。全線復旧は来年3月を目標に取り組む。

 同社は当初、津軽石-宮古について月内の復旧を見込んでいた。金野淳一運行本部長は「被害が大きく、復旧作業が遅れている箇所もある。関係機関の力も借りて一日も早い運行再開を目指す」と話す。

 8日は国や県、沿線市町村が宮古市内で連絡調整会議を開いた。線路への土砂流入や路盤の崩落など77カ所の被害状況を共有し、被災箇所周辺の森林や沢などの合同調査を復旧事業に反映させることを決めた。

 東北運輸局の保刈芳信鉄道部長は「路線の早期復旧だけでなく、調査結果を反映させて周辺部の治山・治水対策を行い、安全を確保したい」と説明した。