八幡平市叺田(かますだ)の市博物館(小野永喜館長)は企画展「松川温泉記」を開いており、江戸―昭和の史料や地図など25点の展示を通じて松川温泉(同市松尾寄木)の歴史を伝えている。12月8日まで。

 同温泉は江戸時代の1743(寛保3)年に開湯。元湯の松楓荘(しょうふうそう)に加え、峡雲荘(きょううんそう)、松川荘の計三つの温泉宿で構成する秘湯だ。

 展示品の一つ、1867(慶応3)年の山絵図のレプリカには、同温泉を示す「湯坪」の文字や、湯煙を上げている小屋が描かれている。旧松尾村が進めた地熱事業にも触れ、1966年に日本初の商用地熱発電所として運転を始めた松川地熱発電所の写真や、当時の広報なども併せて紹介している。

 午前9時~午後4時半。月曜休館。入館料は高校生以上210円。今月10日午後2時からは学芸員による解説会も開く。問い合わせは同博物館(0195・63・1122)へ。