【東京支社】政府の南極地域観測統合推進本部は6日、国立極地研究所(東京都立川市)の橋田元(げん)教授(55)=盛岡市出身=を来年11月に南極に向かう第62次南極地域観測隊の隊長に決めた。多岐にわたる夏季観測を行う夏隊長を兼ねる。

 観測隊は昭和基地を拠点に観測や設営を行う夏隊と、1年間基地を守る越冬隊、山地や内陸基地へ向かう別動隊などで構成。近年は同行者を含め100人近い規模となっている。

 橋田教授は岩手日報社の取材に「安全や環境に配慮し隊員が自分の仕事を行える環境を整える。初心に帰り準備したい」と述べた。

 橋田教授は盛岡一高、東北大、シドニー大研究員などを経て1995年同研究所入り。2012~14年の54次隊副隊長兼越冬隊長など越冬隊3回、夏隊3回を経験。専門は極域海洋生物地球化学。同研究所南極観測センター副センター長として観測分野を担当している。