2020年東京五輪に向けた合宿で奥州市を訪れているカヌーのスペイン代表チームは4日、同市胆沢若柳の馬留池で、市民向け教室を開いた。地元児童ら約20人はさっそうと水上を進む選手に目を輝かせ、直接手ほどきを受けて競技の魅力に触れた。訪問は五輪事前キャンプ候補地の視察も兼ねており、高い評価を得た。

 教室は世界トップレベルの技に触れてもらおうと、カヌージャパンカップ奥州市実行委(会長・小沢昌記市長)が主催した。今年の世界選手権で男子2位に入ったデビッド・ヨレンテ選手(22)と、女子6位のヌリア・ビラルブラ選手(27)がこぎ方の基本を指導。子どもたちは笑顔でオールを操った。

 合宿は8日まで。選手と同市胆沢の奥州いさわカヌー競技場を訪れたギレルモ・ディエズ・カネドヘッドコーチ(37)は「美しい自然に囲まれ、選手がリラックスして取り組める。協議次第だが、ここで練習できればいい」と好印象を得ていた。

 キャンプ地は来年6~7月の実施を想定して、同3月ごろまでに決める。