大船渡市末崎町の熊野神社式年大祭(実行委主催)は3日、同神社などで開かれた。4年に1度催される「五年祭」として親しまれ、東日本大震災後では2度目。住民らは郷土芸能を奉納し、復興を願った。

 8地域の祭り組が参加し、神社周辺で虎舞や権現舞、手踊りなどを奉納した。平地域は、250年以前から伝わるとされる平組はしご虎舞を披露。笛や太鼓に合わせ、高さ約16メートルのはしごの上で躍動感ある舞を繰り広げると、見物客から拍手と歓声が上がった。

 同地域は震災後、高台移転で30世帯ほど増え、皆で屋台製作などの準備を進めてきた。平祭典実行委の志田勉委員長(66)は「地域として一体感が出てきたように感じる。これを機に、さらに住みよいまちづくりにつなげたい」と思いを込めた。