国際将来加速器委員会(ICFA)のジェフリー・テイラー議長は3日、一関市大東町大原を訪れ、国際リニアコライダー(ILC)の建設候補地を視察した。初めて来県したテイラー氏は「地元の関心は高い。日本は実現へ進むものと思う」と期待した。

 県ILC推進局の佐々木淳局長や東北大大学院の佐貫智行准教授(素粒子物理学)らと北上山地(北上高地)の状況を確認した。一関市がILCの情報発信施設などに活用を想定するNECプラットフォームズ一関事業所跡地(同市柄貝)も訪れた。

 テイラー氏は「自然が美しく、地質が建設に適していると確認できた。東北の中小企業の連携など、地元では受け入れ準備が進められている。世界の物理学者は日本を信頼している」と語った。

 ICFAは世界の主要な加速器研究所の所長らで構成し、ILC計画を推進している。テイラー氏は仙台市で1日まで開かれた国際学会リニアコライダー・ワークショップ(LCWS)で来日した。