釜石海上保安部(釜石市)は28日、大槌町の大槌湾内で9月に発見された人骨の一部は、東日本大震災で行方不明になった大槌町の50代男性のものと特定されたと発表した。自宅で津波に巻き込まれたとみられ、県警のDNA型鑑定などで判明した。同日、約8年8カ月ぶりに家族の元に戻った。

 同保安部によると9月29日、漁師が湾内でアナゴ漁をしていると、引き揚げた針に衣服が引っ掛かっており、中から胸椎や腕の骨などが見つかった。

 県警がDNA型鑑定し、家族の型と一致。骨から推定される身長が男性と矛盾せず、見つかった服と震災当時着ていたものが同じだったことなどから特定した。