県内高校生を対象にした小説執筆のワークショップが盛岡市内で開かれ、釜石市出身の作家柚月裕子さんが文章の技術や作品づくりの姿勢を生徒に語った。

 文芸部などで活動する生徒26人が参加。柚月さんは文章の問題として言葉の重複、体言止めの多用などを指摘。「基本として言われるのは、4W1Hは特に意味が無ければ早く入れると読者が作品に入りやすくなる。文章はできるだけ短くすること。体言止めはもろ刃の剣。文章を強調するために使う一方で書き手の逃げに使える。使わないように心がけて」と助言した。

 最後に「右を書こうと思ったら左を見なさい」との言葉を挙げて「恋愛の喜びを書こうと思ったら恋愛のつらさ、命の重さを書こうと思ったら命のはかなさを知らなければ描けない。小説を書く上でも社会に出て人と交わりを持って生きていく上でも大切になる」と説いた。