【東京支社】国土交通省は台風19号豪雨で全線の7割が不通となっている三陸鉄道の復旧費用について、国が97・5%を負担する支援策を固めた。26日の衆院東日本大震災復興特別委員会で説明した。残る財源は県と沿線自治体の支出となり、事業者負担をなくす手厚い内容で、早期運転再開に弾みがつきそうだ。

 同省の江口秀二大臣官房技術審議官は「三鉄など経営基盤が脆弱(ぜいじゃく)な鉄道事業者の災害復旧で一定要件を満たす場合、大震災と同程度に支援を手厚くする制度を検討している」と述べた。自民党の高橋比奈子氏(比例東北)、無所属の階猛氏(岩手1区)への答弁。

 台風19号で三鉄は線路路盤の流出や土砂流入など計77カ所で被害が発生。同社は復旧費用を約20億円と見込んでいる。