災害時、避難所で女性のプライバシーを守り安心して過ごせる環境をどうつくればよいか-。女性の視点から考える防災講座(もりおか女性センター主催、全3回)は盛岡市でこのほど開かれ、防災に求められる女性の力や地域社会での備えを学習。参加者からは「女性の発言力はまだ低い」との声が出るなど、防災に女性の視点を取り入れる重要性をあらためて指摘した。

 講座最終回は「今できること」「災害時のトイレ」をテーマにインクルラボ代表の高橋聖子さん(東京都)が講師を務めた。熊本地震の際、避難者が「困った」と挙げた割合が高かったのは「トイレ」で、次いで「入浴・シャワー」との調査結果を示した。

 高橋さんは東日本大震災など過去の災害で避難所のトイレで汚物があふれた例を紹介。感染症発生や、飲み物を我慢すれば体調不良に陥り命に関わるが「男女別になっていない」「外の仮設トイレへ夜に行くのが怖い」など、特に女性が快適に使用できなかった例を紹介した。