【東京支社】2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、メダリストに贈るビクトリーブーケのデザインを発表し、本県産リンドウを採用した。東日本大震災の被災県で育てた花を通じ、世界から寄せられた支援への感謝を伝える。

 ブーケは五輪とパラリンピックの2種類で、計約5千個を用意。紫色の本県産リンドウのほか、福島県産のトルコギキョウとナルコラン、宮城県産のヒマワリやバラ、開催地の東京都産ハランを用いる。

 東京都内で12日、関係者が発表会を開き、デザインを提案した日本花き振興協議会の磯村信夫会長は「リンドウは農家が品種改良し、育ててきた世界に誇れる夏の花だ」と評価した。

 生産量日本一の八幡平市のリンドウ農家らでつくる新岩手農協八幡平花卉(かき)生産部会の立花賢生組合長(44)=同市細野=は「五輪という最高の舞台に花を添えることができ、生産者にとって何よりの励み。準備を整え、良質な花を届けたい」と喜ぶ。