ラグビーワールドカップ(W杯)2019組織委員会(御手洗冨士夫会長)の有志は9日、釜石市平田の尾崎白浜地区で、台風19号で被災した民家の泥出しなどのボランティアを行った。10月13日に同市で予定していたW杯の試合は中止となったが、大会の成功に向けてスクラムを組んできた開催都市「釜石」に災害支援の手を差し伸べた。

 嶋津昭事務総長や坂本典幸事務総長特別補佐ら23人が参加。W杯の運営スタッフユニホームに身を包み、台風の影響で床下に大量の土砂が流れ込んだ久保ケフさん(84)方で活動した。スコップで畳の下にたまった土を掘り起こし、袋に詰めて一輪車で運搬した。

 嶋津事務総長は「ボランティアの人手が足りていないと聞き、W杯の仕事が一段落したタイミングで駆け付けた。試合が中止になってしまった釜石を気に掛けていたので、来ることができて良かった」と汗を流した。久保さんは「娘や親戚などと後片付けをしてきたが、重い泥のかき出しはどうにもならなかった。大人数で一番苦労していた場所を片付けてもらい、明るい兆しが見えてきた」と感謝した。