児童文学への理解を深め良書の普及に努める盛岡児童文学研究会(佐藤ひとみ会長、会員17人)の創立50周年と記念誌出版を祝う会は9日、盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで開かれ、会員ら約20人が歩みを振り返るとともに活動発展を誓い合った。

 佐藤会長が「50年前の先輩方が情熱を注いで会をつくり、育ててくれたおかげで多くの本と出合うことができた。感謝の気持ちでいっぱいだ」とあいさつ。会を立ち上げたメンバーら3人に花束を贈り、労をねぎらった。

 同会は1969年2月、子どもの本に関心を持つ図書館員や教諭、市民らが中心となって「盛岡児童文学の会」を発足したのが始まり。当時は岩手公園近くにあった市立図書館で月例の研究会や読む会を開催。直木賞作家の森荘已池(そういち)さん、宮沢賢治の実弟清六さんらが講師となり、学びを深めることもあった。

 71年に同市高松の市立図書館に活動の場を移し、現在も読む会を継続。子どもが目を輝かせるのはどんな本か、児童文学はどうあるべきかなどについて幅広い視点から本に接している。記念誌はB5判で300部作った。非売品で、県内の公立図書館や同会関係者に配る。