八幡平市柏台の軽費老人ホーム、ケアハウスアーベイン八幡平(箱石裕施設長、入居者45人)の入居者有志は、古着や布を切り貼りして作る「布アート」に取り組んでいる。入居者の文化活動の一つとして始まった活動は9年目を迎え、今年は成果を示そうと布アートでの絵本作りに初挑戦。作品の一部は今月の市芸術祭で披露する予定で、お年寄りの生きがいややりがいを生み出している。

 絵本作りに取り組んだのは入居者の女性4人。同施設で活動当初から布アートを指導するアクティビティ・プロデューサーの佐藤典子さん(75)=東京都=が協力した。

 手作りしたのは絵本「きつね三吉」(佐藤さとる作)。鍛冶屋の親子がけがをしたキツネを助けたことをきっかけに始まる童話で、挿絵の23ページ分を手分けして仕上げた。絵本制作は3月末ごろから始め、切った布を貼る台紙を佐藤さんが準備。入居者が絵本を見ながら、挿絵に合う色や模様の布を選んではさみで切り接着剤で台紙に貼り付けた。

 作品のうち数点は2~4日、同市田頭の西根地区市民センターで開かれる市芸術祭展示部門で展示する。