―4こま漫画の難しいところ、気をつけていることは何ですか。

 これまでも4こま漫画を描くことはあったけど、月刊誌だったし毎日描くことは初めてです。ネタに困ることはないんですが、描きたいことを4こまに凝縮する難しさはあります。気をつけているのは、政治や選挙など詳しく分からないことについて分かったふりをして描かない、ということです。

 震災直後から、被災地の学童や学校で似顔絵を描いたり、大船渡でトラックに友人たちと絵を描いたりしていく中で、絵の力ってすごいと実感しました。人が笑顔になったり、つながったり、絵が与える影響力を感じました。イワさんは宮古で被災した設定にしています。連載では台風や熊本地震なども描きましたが、自然災害を描く時は(直接的な表現ではなく)ひねったやり方でメッセージを届けるようにしています。

 ―岩手で暮らし、岩手を描き続ける理由はなんですか。

 全国の商業誌に連載していた頃、東京で描くことも考えました。でも、その頃から岩手を舞台にした作品を描いていたし、友達もたくさんいて岩手に「浸透」しすぎていました。(そんな様子を見た)出版社の当時の担当さんからも「岩手にいた方がいい」と言われました。
 岩手には珍しい風習や魅力がまだまだたくさんあります。岩手のいいところを発信して人を笑顔にする「地産外笑」を大切にしています。

 ―今後の展開、目標はありますか。

 一家の名字はここまで来たら最終回まで謎のままでいこうかと思っています(笑)
 連載は、ストーリーの構想はなくてその都度描いて新しい要素を入れるようにしています。あとは「イワさんとニッポちゃん」のダイジェスト版を出版して、その帯を作家の高橋克彦さんに書いてもらうっていう夢もあります。しゃべるとかなうと思うので、よろしくお願いします(笑)

 

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作者プロフィール

そのだつくし
1996年集英社デビュー。雫石町在住

「ずったり岩手」(銀杏社)http://www.manga-gai.net/ほか
「ずったり岩手」第325話イワニツの巻
http://www.manga-gai.net/manga/zuttari/325/01.html
「コミックいわてWEB」ではイワさんとニッポちゃん外伝掲載中