外食チェーン大手のワタミ(本社東京)は7日、陸前高田市気仙町に農業テーマパークを整備することを正式発表した。名称は「ワタミオーガニックランド」で、開業は東日本大震災から丸10年となる2021年3月11日。養鶏場やレストランなどでスタートし、農場や牧場、宿泊施設などを順次整備。20年間かけて23ヘクタールの大規模園地を完成させる。

 対象エリアは地震津波で被災した県立高田病院跡地を含む今泉北地区。計画では、東京ドーム5個分の用地で養鶏場、牛や豚の牧場、野菜農場、トマトなどのハウス栽培を展開する。

 生産物の加工施設やレストラン、販売店舗を建てるほか、修学旅行生の受け入れを想定した宿泊施設も整備し、電力は木質バイオマス発電で自給する。投資は総額60億円で、ワタミが施設整備と運営を手掛ける。道路や排水対策など基盤整備は市が担う。

 テーマパークは体験型で年間35万人程度の来場者を想定。21年の開業時は養鶏場、加工施設、レストラン、店舗で始め、その後拡大する。生産物は付加価値を高めてブランド化し、現地のほか全国販売も行う。