大船渡市は2020年度末をめどに防災学習センター(仮称)を整備する。今月、官民による検討会議を設置して場所や展示内容の検討に着手。東日本大震災の教訓を踏まえた地震・津波災害のほか洪水や土砂災害など総合的に防災を学ぶ場として、災害に強いまちづくりを推進する。

 整備に当たり、市は本年度に基本計画をまとめる。官民会議の委員は学識者や地域代表者、市民公募委員らで構成。年内をめどにセンター設置の場所や展示内容の検討を進め、20年度の本格着工を目指す。

 市が整備場所の一案とするのが同市赤崎町の漁村センター。中赤崎地区の被災跡地土地利用計画では「広く防災を学べる防災交流拠点の整備」がうたわれているほか、震災発生直後に多くの住民が避難した場所として後世に語り継ぐ意図もある。

 センターでは、震災発生後の歩みをひもとくパネルのほか市内各施設が保管する震災遺物の展示、津波記念碑の紹介などを予定している。