第10回全国虎舞フェスティバル(幸せ出(い)ずる国いわて実行委など主催)は6日、釜石市大町のテットで開かれた。県内外の13団体が競演し、大漁や復興などの願いを込めて力強い舞を披露。市内外から訪れた約1600人の観客を引き込み、節目を祝った。

 市内の10団体と大槌町の大槌城山虎舞、県外からは八戸市の湊虎舞保存会、熊本県御船町の古閑迫(こがのさこ)寅舞保存会が出演した。同町は2016年4月の熊本地震で大きな被害を受け、同保存会も活動を一時休止したが今年再開。小学生2人を含む20人が豊作祈願の「道楽(みちがく)」や気性の荒さを表す「本舞(ほんまい)」を披露した。

 同保存会の河部一光(かずみつ)会長(67)は「三陸・海の博覧会で一度訪れており、釜石で再び舞うことを本当に楽しみにしていた。郷土芸能を通じてつながりが生まれ、感謝している」と充実の表情を見せた。