釜石市鵜住居(うのすまい)町の観光交流拠点施設「鵜(う)の郷(さと)交流館」は3日、3月下旬の開館から半年余りで入館10万人を達成した。ラグビーワールドカップ(W杯)効果や自動車専用道路の整備が功を奏し、土産や食事を求める県外の観光客を取り込み、東日本大震災からの復興が進む鵜住居のにぎわい拠点となっている。

 10万人目は東京都武蔵村山市から旅行で訪れた植竹正義さん(82)、タカ子さん(78)夫妻。くす玉を割り、野田武則市長から記念品の目録を受け取った正義さんは「まちを見て、大変な(震災の)経験から立ち直ったのだと感じた」と感慨深げに語った。

 同館は三陸鉄道リアス線が全線開通した3月23日に開館。鵜住居駅前の公共施設「うのすまい・トモス」に立地し、敷地内には「釜石祈りのパーク」や震災伝承施設「いのちをつなぐ未来館」も構える。地元の海産物や特産品などを扱う飲食や物販計3店舗が入る。