台風19号被害の復旧支援を展開していた陸上自衛隊は30日、本県での活動を終了した。同日は宮古市重茂の重茂中(石積康弘校長、生徒44人)の生徒が、同校校庭で入浴支援を行っていた隊員に感謝を伝えた。

 隊員20人を見送るため、全校生徒と教職員、住民ら約80人が校庭に集まった。生徒はトド埼(ざき)太鼓や合唱を披露し、生徒会副会長の伊藤碧(あおい)さん(3年)が「皆さんが来てくれたおかげで被害が最小限で抑えられた」と思いを語った。

 生徒は「あたたかいお風呂ありがとう」との横断幕を持ち、福島県いわき市での支援活動に向かう隊員の乗った車両に手を振った。

 陸上自衛隊は14日から宮古市に入り、ヘリによる孤立地域への水や食料の提供、道路や橋の応急復旧などを展開。八戸駐屯地の第9後方支援連隊は同校と石浜地区で入浴支援を実施し、17~30日に延べ1200人以上が利用した。

 同市重茂の漁業横田有平さん(79)は「過酷な状況下で住民のために一生懸命働いてくれた。本当に頭が下がる」と感謝した。