プロ野球ドラフト会議で4球団が1位指名で競合した最速163キロ右腕、佐々木朗希投手(大船渡高3年)が29日、大船渡市の同校で交渉権を獲得したロッテの指名あいさつを受けた。井口資仁監督と初めて顔を合わせ「とても緊張した。一歩ずつしっかり歩んで頑張りたい」と感想を述べ、交渉権のくじを持ってにっこり。受け入れるロッテは、医療と提携した24時間体制の育成管理を計画していることを明かした。

 我慢していた笑顔がにじみ出た。5分前から玄関でそわそわしながら出迎える佐々木。井口監督が「お元気ですか」と語りかけながら姿を現すと笑みがこぼれ、がっちり握手し、写真撮影に応じた。

 「終始、メディアがいなくなってからは笑顔でしたよ」と報道陣の笑いを誘った井口監督。佐々木の印象を「内に秘めた思いを感じる」と語った。同校の国保陽平監督から、チームに貢献したい気持ちを一番強く持っていると聞き、「2、3年後、勝ち続ける球団をつくりたいと話した。彼の中でも日本最速を狙っていると思うし、最速を出すためにも、一年でも長くプレーするためにも、体づくりをしていこうと話した」と大きな戦力として期待する。

 井口監督自ら足を運んであいさつするなどロッテも日本一の投手育成へ本気だ。松本尚樹球団本部長は「詳しくはまだ言えないが、いろいろな医療と提携しながら24時間、彼の体をサポートし、現場と医療のメンバーが話し合って育成していく」と佐々木に説明。「若い選手が多く、強化のためにその体制はやろうとしていた。そこに佐々木君が来てくれる可能性がある。一つのいい流れ」と歓迎する。