釜石署(仲谷千春署長)は1日、運転免許の自主返納者に長年の安全運転への感謝を込めた卒業証書の交付を始めた。返納には家族の理解が必要であることから、希望すれば証書に家族の名前を入れることができる。

 2日は釜石市平田の前川紀一朗さん(79)と同市大只越町の松本誠司さん(84)に仲谷署長から証書が手渡された。2人とも家族と相談の上、決断し証書に妻の名前も入れた。

 前川さんは「自動車学校の高齢者講習の結果と医師の診断書を踏まえて返納した」と語り、妻の芙美子さん(72)は「日常生活で多少不便な部分もあるが、大きな事故を起こしてからでは遅い。これで良かった」と納得の表情を浮かべた。

 自主返納者を支援するサービスとして、釜石市では委託する支線部のバスで運賃を半額にしているほか、マイヤ釜石店は市内で購入商品の無料宅配を行っている(冷凍食品と生花を除く)。いずれも運転経歴証明書の提示が必要。