県選挙管理委員会(八木橋伸之委員長)は、自民党公認で9月8日投開票の県議選二戸選挙区に無投票当選した松倉史朋氏(26)について、公選法が定める区内での居住実態が認められないとして当選無効を議決した。関係者への取材で分かった。松倉氏は29日、報道陣に対し「県選管から何も説明はない。居住実態は選挙区にあったと考えている」と正当性を主張した。当選無効が確定した場合は再選挙となる。

 議決は28日付。公選法では県議選の被選挙権を持つには、対象自治体に3カ月以上住むことが必要とされる。松倉氏は7月に出馬を表明した際、群馬県太田市の自動車製造工場で期間社員として勤めていた。

 県選管に対し当選後、住民から当選無効を求める異議の申し出があり、県選管が居住実態について調べていた。県選管は議決内容について、異議申し出人に通知した上で11月1日に県報登載する予定。

 県選管によると、松倉氏が議決に不服の場合は県報登載翌日から30日以内に仙台高裁に提訴できる。当選無効が確定すれば、50日以内に欠員分の1議席が再選挙となる。