第72回岩手日報文化賞・体育賞は、文化賞4団体、体育賞5個人・団体に決定しました。体育賞・希望は1団体に贈ります。贈呈式は11月3日、盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで行います。文化賞は分野にまたがる功績が増えているため、社会、学芸、産業の部門別ではなく、今回から文化賞として表彰します。また、全国レベルの大会で優秀な成績を収めた中学生に贈る体育賞特別賞は名称を「体育賞・未来」と改めました。今回は該当がありませんでした。岩手日報文化賞・体育賞は1948年に制定。選考委員会(委員長・東根千万億(あずまねちまお)社長)で審査し社会、学術文化、産業経済、体育などの分野で顕著な業績を上げた個人または団体を顕彰するものです。

国立天文台水沢VLBI観測所(奥州市、本間希樹所長)

 文化賞は4団体に贈ります。

 国立天文台水沢VLBI観測所(奥州市、本間希樹(まれき)所長)は、史上初のブラックホール撮影に成功した国際協力プロジェクト日本チームに6人が所属、本間所長は代表を務めています。銀河系の立体地図を作るプロジェクトなど多くの業績を上げてきました。

学校法人岩手医科大学(矢巾町、小川彰理事長)

 学校法人岩手医科大学(矢巾町、小川彰理事長)は、医師・歯科医師・薬剤師・看護師養成機関、特定機能病院として地域医療の中核を担ってきました。9月に付属病院が移転、さらに期待が集まっています。震災時は関係機関と連携し医療支援に尽力しました。

「かまいし第九」実行委員会(釜石市、川向修一会長)

 「かまいし第九」実行委員会(釜石市、川向修一会長)は、40年以上、市民手作りでベートーベンの交響曲第9番の演奏会を開催。地元に根差した音楽文化振興に尽力しています。中学生が参加する企画も設け、次世代への継承にも取り組んでいます。

北上プライウッド(北上市、井上篤博社長)

 北上プライウッド(北上市、井上篤博社長)は、合板製造に県産材を100%利用し18森林組合、林業事業者35社と連携して調達加工供給する体制を構築。担い手減少と高齢化に悩む林業振興に貢献しています。震災復興、地域の森林再生にも尽力しています。

体育賞5個人・団体、「希望」は1団体に贈呈へ

 【体育賞】

 ▽桜庭吉彦さん(53)=釜石市、釜石シーウェイブスRFCゼネラルマネジャー

 新日鉄釜石入りして30年以上、選手、指導者として中心的役割を果たしています。ラグビーW杯のアンバサダーとして大会の盛り上げにも貢献しました。

 ▽大久保来翼(らいと)選手(盛岡中央高3年)

 全国高校少林寺拳法選抜大会男子自由単独演武優勝

 ▽村川春圭(はるか)選手(32)=盛岡市役所

 皇后杯第52回全日本女子弓道選手権大会優勝

 ▽茨城国体弓道成年男子岩手チーム=菊池治選手(プラム工芸)、及川睦夫選手(一関LIXIL製作所)、高橋昂大選手(リコーインダストリアルソリューションズ花巻事業所)

 茨城国体弓道成年男子近的優勝

 ▽茨城国体アーチェリー成年女子岩手チーム=川渕真弓選手(ぴょんぴょん舎)、小野寺まどか選手(近畿大3年)、岩渕萌選手(雫石町役場)

 茨城国体アーチェリー成年女子団体優勝

 【体育賞・希望】

 ▽緑生園(鈴木淳施設長)=盛岡市、社会福祉法人岩手更生会(細田重憲理事長)

 ラグビーを取り入れた知的障害者の就労支援に約50年間取り組んでいます。他チームとの交流試合などを通じた社会参加にも成果を上げています。

岩手日報社