一関市の磐井中1年菅原至恩(しおん)さんは、日本将棋連盟の棋士養成機関「新進棋士奨励会」の入会試験に6級で合格し、プロ棋士に挑戦する道を歩みだした。本県関係者の同会合格は2年連続で通算6人目。昨年合格したどちらも4級の横谷篤飛(あつと)さん(岩手高2年)、冨坂碧海(あおみ)さん(盛岡・上田中1年)と高め合いながら、本県初のプロ棋士を目指す。

 菅原さんは一関市生まれ。5歳から将棋を始め、小学1年から岩手北上子供将棋教室に通って力を伸ばした。昨年のこども将棋王決定戦(イオンモール主催)では全国優勝を飾った。

 「戦う熱い感じがいい」と将棋の魅力を語る菅原さん。得意戦法は角換わり腰掛け銀で、師匠は島朗九段だ。

 9月末から、月2回開かれる例会に通って対局を重ねる日々。今後、高い勝率が必要な昇級、昇段を重ね、三段リーグ(年齢制限あり)を勝ち抜くとプロ棋士になれる。

 菅原さんは「(入会は)うれしいけれど、奨励会は厳しい世界。まずは同世代で早く入会した人たちに追いつくこと。攻めと守りのバランスを良くして力をつけ、プロ棋士になりたい」と表情を引き締める。