台風19号の豪雨による断水や通学路損壊で休校が続いていた宮古市重茂の重茂小(坂下正義校長、児童68人)は23日、学校を再開した。11日ぶりに友人や教職員と再会した児童は満面の笑みを浮かべ、校内に明るい声が響いた。24日には同市崎山の宮古恵風支援学校が再開し、県内の学校の休校は全て解消される。

 23日朝、児童は徒歩やスクールバスで登校。臨時の全校朝会で坂下校長は「みんなが元気に過ごせるよう先生たちも支えていく。何でも話してほしい」と呼び掛けた。

 同市重茂は土砂崩れなどによる通行止めが多発し、孤立地域も発生。断水も長期化する大きな被害を受けたが、重茂小は水道機能が回復し、スクールバスも臨時ルートが確保できたため再開に踏み切った。

 石浜地区にある自宅の周辺道路が崩落した畠山音波さん(5年)は「久しぶりの学校で、友達の笑顔を見ることができて安心した。復旧のため自分にできる手伝いを考え、少しでも役立ちたい」と決意し、山本琉生(るい)君(6年)は「大変な状況だが、僕たちが地域に明るい話題を届けていきたい」と誓った。