10月は、乳がんの早期発見・早期治療を啓発するピンクリボン月間。県内の商業施設や病院には、リボンを結んだツリーが飾られているほか、講演会など多彩な活動が繰り広げられている

▼患者数は年々増加し、日本人女性の11人に1人が乳がんになるといわれる。人によってリスクの違いはあるが、誰もがなり得る病気。身近に闘っている人も増えているのではなかろうか。大事なのは早期発見だ

▼40歳を超えたら定期的にマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)などの検診を。月に1度のセルフチェックは20代から。自分の体を守る意識を若い世代でも高めたい

▼「AYA世代」と言われる15~39歳のがん患者のうち、20歳以上でみると女性が約8割を占める。乳がんや子宮頸(けい)がん増加が要因だ。就職や結婚、出産といったライフイベントが重なり、それだけに悩みも深い

▼患者数も少ない、こうした若い世代がつながる動きも発信されている。「どうして私だけ…」と孤独の淵に立たされた女性たちを支えているのが、やはり同じ不安や悩みを抱える仲間たち。思いが各地で広がる

▼いわてピンクリボンの会では26日、盛岡市の県予防医学協会ビッグワッフルで講演会とトークセッションを行う。知識を持つことで次のステップに。自分と向き合うことが、自分らしく生きる力にもつながる。