台風19号の豪雨の影響で、宮古市重茂(おもえ)の千鶏(ちけい)、石浜両地区の一部で22日現在、計17世帯56人が徒歩でしか外部と行き来できない「孤立状態」が続いている。沢や川が氾濫し、県道に通じる市道が複数箇所で崩落。物資や水を得るため、崩れた道を何度も歩く高齢者の疲労の色は濃い。大雨が懸念される状況も続いており、引っ越しを検討する住民もいる。

 重茂半島の南にある千鶏地区では、豪雨でえぐられた市道が無残な姿をさらす。22日は地元業者と自衛隊が復旧作業を進めた。

 市によると、同地区では県道沿いの千鶏神社付近から山手に延びる市道約200メートルが数カ所で寸断。孤立状態の12世帯34人に水や物資は届いているが、車や重機が入れないため土砂のかき出しは進まず、浜仕事の遅れや買い物、通院など多くの影響が出ている。