北米原産で菓子原料などに使われる健康食品ピーカンナッツの産地化を見据えた取り組みが陸前高田市で進んでいる。食材の認知度を高めようと、連携する大阪市の製菓会社は全国レシピコンテストを初開催。陸前高田市は本年度内に育苗施設を整備し、2022年春ごろから市内で苗木の植樹が始まる計画だ

 レシピコンテストはプロ、一般、ジュニアの3部門に178点の応募があり、書類選考を通過した県内外の6人が19日に陸前高田市内で開かれた決勝大会に臨んだ。タルトのレシピを考案しプロ部門最優秀賞に輝いた東京都新宿区の洋菓子店勤務本沢聡さん(34)は「ピーカンナッツのおいしさに以前から注目していた。受賞を機に店でも販売したい」と喜んだ。

 ピーカンナッツはクルミ科の果樹で、生産の世界シェアは米国が9割を占める。高い抗酸化作用があり心臓病や認知症への効能も研究されている。市は国内生産の「発祥の地」を目指して苗木の育成施設を整備する。植樹は2022年春ごろに始まる見通しだ。