第72回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟など主催)は26、27の両日、岡山市で開かれる。本県からは26日の高校部門に不来方高と盛岡四高、27日の中学校部門に矢巾北中の3校4団体が出場。全国大会上位校がひしめく東北大会を不来方高は2位、盛岡四高混声は4位で勝ち進んだ。昨年金賞だった両校は、今大会も高いレベルの演奏が期待される。3校の生徒らは本番直前まで表現力を磨いている。

 不来方高音楽部(三浦亜美部長)は13年連続26回目の出場。混声56人がBグループ(33人以上)のトップで登場する。自由曲はオーストリアのシェーンベルクの「免れがたきは」など3曲。同部が貫く高い技術力と表現力で響かせる。

 6年連続出場の盛岡四高音楽部(阿部友彰部長)は初めて女声32人と混声46人の2団体が進出。Aグループ(32人以下)の女声とBグループの混声のどちらも、自由曲は作曲家信長貴富の作品を選んだ。混声は広島で被爆した作家原民喜の文章から紡がれた歌詞を情感を込めて聞かせる。

 3年連続4度目の全国舞台となる矢巾北中特設合唱部(伊藤璃音(りのん)部長)は、女声26人が仏の詩人ラ・フォンテーヌの寓話(ぐうわ)による自由曲を披露する。伊藤部長(3年)は「フランス語の発音の練習に全員で力を入れてきた。悔いなく歌いたい」と笑顔で臨む。