米大リーグ、マリナーズの菊池雄星投手(花巻東高)が日米で培った経験を基に独自の野球論を熱く語った。メジャー1年目を振り返りながら「試合前に数独をする」「時間に厳しい」など大リーグの日常を紹介。日米の野球の違いや子どもの指導についても分かりやすく伝えた。

 盛岡市南大通のトレーニング施設「THUMBS UP(サムズ・アップ)」(金沢大地代表)が今月中旬に開催したセミナーの特別ゲストとして登場。岩手のためにシーズンオフの貴重な時間を割くのが背番号18の流儀で「急に決まったけど投球と一緒でぶっつけ本番」と笑いながら「野球を考える」と題して講演した。

 米国で流行している球速アップを目的としたトレーニング施設やマイナーリーグの環境などを説明。「球場にある瞑想(めいそう)部屋で試合前に集中力を高める。数独やパズルをする選手もいる」と日本にはないような準備を明かし、「シーズンを通して1人20回くらい監督室に呼ばれた。個々のケアが素晴らしい」と強調した。

 指導方法も持論を展開。「子育ては親のリベンジになってはいけない」「いい思い込みをさせる」などと主張した。「変化球は握りより軌道をイメージさせた方が良い」「自分の感覚と実際の動きはミスマッチしていることを認識させる」と技術面のアドバイスも送った。